こんにちは!ころです♪
今日のテーマは
“美文字になるのに書道(習字)経験は必要か”
です!
言い換えると、
“ペン字が上手くなるのに毛筆経験は必要か”
です。
「字が上手くなりたいんだけど、習字も習った方がいい?」
「書道経験がある人に比べて私には美文字センスが無い…」
美文字になりたいと思っている人の中には
毛筆経験の有無が字の上手さに直結していると
思っている人もいるでしょう。
私も実際に
毛筆を習った方がいいのか
ご相談を受けることもあります。
結論
“ペン字上達のために
毛筆経験は活かせるけど必須ではない”
です。
今回の記事では、
書道(習字)経験があるのに
字に悩んでいる人の原因
そして
毛筆経験の美文字に活かせる
ポイントをご紹介します。
毛筆経験があるのにペン字が上手く書けない
さて、先ほど冒頭で
“ペン字上達のために
毛筆経験は必須ではない”
と、お伝えしました。
これまで何度かお伝えしたことがありますが、
私自身、
書道を習っていたものの、
長年自分の字に対して悩みがありました。
そして
ペン字講師として活動する中で、
私と同じように
毛筆の経験があるのに
字が下手だと悩む人も
たくさん見てきました。
毛筆経験があっても
日常生活で書く字に悩む原因は、
・教室ではお手本を見て模写することがメイン
・打ち込み、とめ、はね、はらいの書き方は教わるが、細かい字のポイントについては教わらない
・筆とボールペンは持ち方と書き方が違う
ここにあると感じます。
下で詳しくお話しします。
書き写するだけになっている
私が習っていた書道(習字)教室は、
毎月お題が提示されて、
お手本を見ながら作品を書き上げていく
という形式のレッスンでした。
同じような形式の教室で
習っていらっしゃった方も
多いのではないでしょうか。
このような教室の注意点は、
自分で考えて字を書かかないことです。
お手本が常に見れる状態で書くので、
自然とお手本の形を書き写すことが目的
になります。
そのとき実は、
脳は動いていないのです。
もっと適切な言い方に変えると、
一文字一文字の綺麗な書き方のポイントを
脳を動かして考えられていないのです。
だから、時間が経っていざ
ボールペンで同じ字を書こうとしたときに
うまく書けないということが起こります。
もちろんお手本と同じように書く
意識も大事なのですが、
それだけでなく、
・お手本と自分の字を見比べて違いに気づく
・字を綺麗に書くルールを見つける、または教えてもらう
以上のことが重要になります。
お手本を常に見ながら書く形式の教室は
学び方に注意が必要です。
筆とボールペンは書き方が違う
毛筆経験者の中には、
筆ではそれなりに書けるのに
ボールペンになると全く上手く書けない…
と悩む人も多いです。
筆とボールペンでは
形状、持ち方、角度、書き方
が違います。
ですので、毛筆経験があっても
ボールペンだと上手く書けないことは
無理ありません。
筆は正しい持ち方で
持てているのに、
ボールペンになると間違った持ち方に
なる人もいます。(私がそうでした)
・ボールペンの正しい使い方を知らない
・書き心地が違うので毛筆のように書けない
このようなことが原因で、
毛筆の経験があっても
字が上手く書けないことがあります。
毛筆の経験の美文字に活かせるポイント
毛筆がペン字に活かせる点もあります。
それは、
打ち込み、とめ、はね、はらいの感覚です。
ペン字初心者の方にとって
「打ち込み」や「はらい」の形を取ることは
難しく、苦戦する人も多いのですが、
毛筆経験者にとって
打ち込み、はらいは必須の動作ですので、
ペンで書いた時も
正しい形やはらいの感覚などを
掴みやすいです。
これは、私もペン字初心者の頃に
書道を習っていて良かったな~と
実感した点です。
また、毛筆では前の画と次の画の
繋がりを意識して書くのですが、
その感覚もペン字に活きます。
バラバラにならず
自然とまとまりのある字を
書くことができます。
最後に
最後に本日のまとめをします。
美文字になるために
書道経験は必須ではありません。
書道経験が無くても
美文字の人はたくさんいますし、
逆に
書道経験があっても
自分の字に悩む人もいます。
重要なのは、脳を使って学ぶことです。
学び方の意識だけ気を付ければ、
毛筆を習うのも美文字に効果的です。
毛筆の
打ち込み、とめ、はね、はらいの
書き方はペン字に活かせますので、
感覚をしっかり掴む意識で取り組み、
ペン字に取り入れてみましょう♪
今回の記事は以上です。
書道経験がなくて不安だった人や
書道経験があるけど字に悩んでいた人の
参考になれば嬉しいです♪
最後まで読んでいただき
ありがとうございました。